だんだんと暑い日が増えてくるこの時期、
まず最初に登場する家電は扇風機!というご家庭も多いと思います。
梅雨時の部屋干しの洗濯物を乾かすのにも活躍しますよね。
あれ?でも、よく似た家電に サーキュレーター があるけど、
扇風機とどう違うのでしょうか?
サーキュレーターと扇風機の違い
同じように風を起こす家電のサーキュレーターと扇風機の違い、それは用途の違いです。
扇風機
扇風機は人が涼しさを得るためのもの。
多くの場合は人のいる方へ向けて使うので、風は広範囲に緩やかにあたります。
風の強さやリズム、向きなどを細かく設定できるものが多いのが特徴です。
サーキュレーター
サーキュレーターは空気を循環させる目的で使うものです。
直線的で遠くまで届く風を起こし、エアコンで冷やされたり暖められた風を循環させ、部屋全体を温度差の無い快適な状態に保ちます。
扇風機よりも強力な風で部屋干しの洗濯物を一気に乾かしたり、部屋の空気の入れ替えをしたり。
アロマ機能で部屋中の空気を快適にできる機能のものもあります。
サーキュレーターの選び方
風力
サーキュレーターを選ぶ上で最も大切なのが風力。
遠くまで風を送り込むことができるタイプの方が、より広い空間の空気を循環させられます。
製品紹介に「到達距離〇〇m」や「〇〇畳まで対応」などの表記があると思いますので風力の目安にしてください。
風量が弱・中・強と分かれている製品でも、通常の室内用なのか、会議室などの大部屋で使用するモデルなのかのよって、風力がずいぶん変わりますので注意深く確認してください。
音
サーキュレーターの静音性も重要です。
いくら室内の温度が快適でも、サーキュレーターから出る音が大きいと、気になって快適に過ごせませんよね。
サーキュレーターから発生する音は、「〇〇db」と表記されるのが一般的です。
20dbは「木の葉がふれあう音レベル」、30dbは「ささやき声レベル」、40dbは「図書館の騒音レベル」、50dbは「換気扇の音レベル」だそうです。
機能
現在販売されているサーキュレーターの多くは、首振り機能を搭載しています。
これは、部屋干しの洗濯物を乾かすときなど、広範囲に風を当てたいときに役に立ちます。
基本は、左右の自動首振り機能。
上下の首振り機能の付いているものであれば、床に設置しても使い勝手が抜群です。
なお、上下の動きは自動首振り機能を搭載せず、手動で調整するサーキュレーターも多いです。
ほかにも、首振りの角度を数パターンから自由に選べる機能や、風量を無段階で調整する機能、リズム風機能、人の体に当たってもストレスに感じない風を発生させる機能など、
風に関する機能だけでも様々あります。
他にも入・切タイマーや、時間が経てば自動で切れる切り忘れ防止機能、
サーキュレーターの風と一緒にアロマの香りを循環させ、リラックス空間を作り出すアロマ機能付きの製品など、近年のサーキュレーターはなかなかバラエティに富んでいます。
機能や性能によって価格も変わってきますので、使用する部屋の広さや必要な機能など
自分に合ったものを選びましょう。
サーキュレーターの効果的な使い方
冷房
エアコンで冷やされた冷たい空気は重いので、部屋の下の方へ溜まりがちです。
そこでサーキュレーター登場!
サーキュレーターをエアコンに背を向けて設置し、床にたまった冷気と一緒に反対側の壁に風を当て、空気を循環させましょう。
反対面に風が当てられない場合は上向きに。
少し離れた場所からエアコンに向けて直接風を送り、空気を拡散させる方法もあります。
暖房
暖房の温かい空気は部屋の上部へ溜まります。
この空気を循環させるためには、サーキュレーターを真上に向け、天井付近の空気を床の方まで送り込んであげます。
また、タンスなどの背の高い家具の上にサーキュレーターを置くのも効果的です。
冬の暖房にサーキュレーター?と思われるかもしれませんが、実はエアコンの電気代は冷房よりも暖房の方が多くかかるんですよ。
ですから、冬こそサーキュレーターが効果を発揮するんです。
部屋干し
何日も雨が続く梅雨の時期は、どうしても洗濯物を部屋干しにすることになると思います。
なかなか乾かない洗濯物のせいで、なんだか部屋中が嫌なニオイに・・・
そんな時にもサーキュレーターは活躍します。
この時の使い方は下から。
Tシャツなど、密着してしまう衣類も下から風を当てることで中まで素早く乾かすことが出来ますよ。
サーキュレーター機能付きの扇風機も
サーキュレーターと扇風機の違いについて書きましたが、
最近ではサーキュレーター機能付きの扇風機も販売されています。
人が涼を取るための心地よい風と、サーキュレーターとして使用するための直線的で強い風の切り替えができたり、
サーキュレーターのように真上に向けて風を送ることができたりします。
今年扇風機を買い替えようと考えている方は、サーキュレーター機能付きも候補に入れてみてはいかがでしょう。
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